陶芸に関する悪戦苦陶の話
芸術の神様が少しだけ微笑んだ(第二話)


11月に入り多摩川沿いの工房に吹く風も少しずつ北風に変わり寒くなってきた。

先週 素焼きをした作品に土曜日釉掛けをして窯詰めをした。釉掛けを済まして帰路に着いた時、すっかり暮れた東の空に満月が見えた。
多摩川の上に出た まん丸なお月様に何か良い予感を感じながら車を走らせた。

日曜日の朝、午前3時起床 3時30分に立川工房に着く。3時50分前夜準備をしたお神酒と塩・いわしのにぼし・昆布をお供えし二礼、二拍、二礼して昨夜窯詰めした窯に点火する。

今回で6回目の本窯焚となり自分なりに少し灯油窯に慣れてきた。大壷二個、ビアマグ、白化粧の鉢、白化粧の大皿二枚、白化粧の中皿5枚、教室の作品が詰め込まれている。

今年は大壷をテーマに作陶している。一度も満足な大壷が出来ていない。冷め割れ、釉薬の剥がれ、ぶく(釉薬のブツブツ)と失敗の繰り返しである。

花峰窯の渡辺先生や宮崎の縄文先生、MAioー108のオーナー西野先生に相談し一つ一つ問題を解決しているが今まで満足の行く作品に出会ってない。

未熟な技術を棚に上げ、失敗の度、「今回も芸術の神様に微笑んで頂けなかった」と神様の所為にして逃げている。

次の土曜日、MAioー108の鉄工の皆に手伝ってもらい窯出しをする。(写真)

今回少し良い予感を感じながら窯を開いた。
最初に目に入ったのが右側の大壷。イメージどおりの出来上がりだ。
左の刷毛目大壷も悪くない。
白化粧の大皿2枚もほぼ満足な出来具合だ。


芸術の神様がボクの熱意に少しだけ微笑んだ。          
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2005⁄11⁄20(Sun) 17:08   陶芸 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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プロフィール

Author:どうしょう花
サラリーマン生活が残り一年になりました。
宮崎での単身赴任時代に始めた陶芸が十年になります。
昨年 年末に窯を持ちプロとしての環境が整いました。
サラリーマン生活を悔いのないように全力でラストランしたいと思います。
週末は、陶工への道にむかい励みます。
還暦前の老人が悪戦苦闘している日々を「どうしょう花」がエッセイにして毎週水曜日に掲載致します



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