陶芸に関する悪戦苦陶の話
最後の一枚が脱げない(第八話)


古典的なストリップはストリップ嬢が衣装を舞台で日本舞踊を踊りながら一枚一枚脱いでいく。
最後の一枚は一番前の席で一番好きそうなおじさんに腰紐の端を握らせてクルクル回りながらパッとご開帳となる。

第三話で紹介したエッセイが「陶遊」の一月号で掲載された(写真)。
二月号は1月20日に発売される。

一月号の68ページを開いた時、大きく紹介された自分の写真を見てビックリした。顔のシミが実物より強調されて写っている。
実際より10歳位老けて見える。慌てて閉じてそれからあまり見ていない。

二月号ではボクの代わりに縄文工房の外猫「ワガハイ」が写っている。
少し落ち着いて見ることが出来るかもしれない。

自分のエッセイが掲載される事がこんなに恥ずかしいとは思わなかった。
まだ 最後の一枚を脱いでいないのかもしれない。

最後の一枚をどこか出版社の方がまとめて全部パッと本にしてくれたら
ベテランストリッパーのように舞台が快感に変わるのかもしれない。







2006⁄01⁄17(Tue) 06:14   陶芸 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
水は出たが電気が止まった(第七話)


今年の冬は各地で記録的な寒さらしい。多摩川沿いにある立川の工房も昨年はみなかった水溜りに氷を見ることが多い。
昨年の暮れから朝 工房の水道が凍結の為、水が出ないことがあった。

年末 工房を管理している建設会社から水道菅の破裂防止の為、休み中は水道を止めると連絡があった。

陶芸で水が使えないと何も出来ない。週末陶芸家としては、まとまった休暇の取れる正月休暇・夏休み・ゴールデンウイークは作品を創る為の下準備で忙しい。土をブレンドしたり釉薬を調合したりと水を使う機会が多い。年末 大分の農業をしている先輩からわら灰を送ってもらった。
このわら灰を水簸(すいひ)するのに大量の水を必要とした。

29日水を貯められる容器に水を満たした。たらい・ゴミ箱大2杯・ボール・バケツ工房にある全ての容器を用い万全を期した。

30日の朝 水道から水が出た。胸をなでおろし作陶する。1月2日の朝も水がでた。

1月3日の朝も水が出た。
安心して水簸したわら灰をミルにかけながらロクロで今年最初のビアーマグを挽こうとした。
一個目のビアーマグの形が出来た時、突然 電気が止まった。

エアコン・ロクロ・ミル・全てのコンセントを外してブレーカーを戻したが元に戻らなかった。

水も大切だが現在の陶芸では電気も更に大切であることを知った。

仕方なく貧乏徳利(写真)に絵付けをして今年の作陶をスタートさせた。
今年も多難な一年になりそうな予感がした。









2006⁄01⁄09(Mon) 17:20   陶芸 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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プロフィール

Author:どうしょう花
サラリーマン生活が残り一年になりました。
宮崎での単身赴任時代に始めた陶芸が十年になります。
昨年 年末に窯を持ちプロとしての環境が整いました。
サラリーマン生活を悔いのないように全力でラストランしたいと思います。
週末は、陶工への道にむかい励みます。
還暦前の老人が悪戦苦闘している日々を「どうしょう花」がエッセイにして毎週水曜日に掲載致します



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