陶芸に関する悪戦苦陶の話
ギリシアを行く(2)「アテネ観光一人旅」(第百十七話)


世界遺産のデルフィとメテオラを二日間で周りアテネに向かった。

ホテルの中も途中のドライブインも日本人の観光客だけだった。
アテネが近づいたドライブインで中国からの観光客が加わった。
中国の人たちは、声がでかい。ギリシアに来たはずなのに中国に来たのかと思うほどだ。

ボクは、「こりゃーいかん」と思った。ボクは、ロクロの起源を調べにギリシアにきたのだ。世界遺産を見学に着たのではないのだ。まして 日本人を観に こんな遠くまで来たわけでないのだ。

現地でガイドをしてくれたギリシア在住の日本人KIKUKOさんにロクロについて訊いた。KIKUKOさんは、国立考古学博物館に古代の壷が多く展示されている。国立図書館では、詳しい資料が保管されている。と教えてくれた。

次の朝 観光バスでツアーに出かける同僚をホテルの前で見送った。

ボクは、ガイドブックを片手に地下鉄に乗り込んだ。
アテネ市内の移動は、地下鉄とトロリーバス(レールのないチンチン電車のようなバス)、ブルーバス(普通のバス)、タクシーが主な手段だ。
乗り方は、24時間切符(24Hours Ticket)を購入すれば どれにもフリーパスで乗れる。最初に乗る時、検札機に入れると時間が表示される。後は、どこもフリーパスなのだ。値段も3ユーロ(480円くらい)と安い。ほとんどチェックがないので、もしかしたらお金を払っている人はいないのかもしれない。ばれたら罰金32ユーロ(5000円くらい)と書いてあった。

アテネの地下鉄は、三路線ある。緑 赤 青で色分けされて解りやすい。

ボクは、切符売り場で人差し指を立てて「一日切符」と日本語でいった。
中から24Hours Ticketと書かれた切符が出て来た。
ボクは、その切符をもってしばらく改札口のところで乗降客の様子を観察した。
最初だけ検札機に切符を通して中に入るのを確認して改札口を通り抜けた。

シンタグマ駅から二つ先のオモニア駅まで行く。電車は、ライン2の赤い電車だ。行き先がアギオス・アントニオスとアギオス・デイミトリオスとなっていて紛らわしい。ギリシア語でアギオス・アントニオスと書いた方向の電車に乗り込んだ。

朝の通勤時間で電車の中は、ギリシア人でいっぱいだ。ボクは、やっと ギリシアに来たと大きく深呼吸をした。

ホテルへの帰りは、トロリーバスに乗った。ガイドブックに書いていたように人差し指を立て、手を前方に出して乗る合図をしてバスに乗り込んだ。フリーパス(24Hours Ticket)を持っているので乗り方は、簡単だった。国会議事堂の前にあるホテルが見えてきたので降りようと思ったが降り方がわからない。ボクは、あせった。
そのままホテルの前を通り過ぎるでないか。ボクは、「降ろしてくれと」と言いたかったが言葉がでない。「ア・ア・ア・・・」と思っていたら次の停留場で止まり扉が開いた。

ボクは、飛び降りた。


DSCF0006.jpg






2008⁄03⁄05(Wed) 07:11   未分類 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top


Comment

Post a Comment












管理者にだけ表示を許可する


Trackback
Trackback URL


| HOME |

プロフィール

Author:どうしょう花
サラリーマン生活が残り一年になりました。
宮崎での単身赴任時代に始めた陶芸が十年になります。
昨年 年末に窯を持ちプロとしての環境が整いました。
サラリーマン生活を悔いのないように全力でラストランしたいと思います。
週末は、陶工への道にむかい励みます。
還暦前の老人が悪戦苦闘している日々を「どうしょう花」がエッセイにして毎週水曜日に掲載致します



最近のトラックバック

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

↑Top



Copyright © 2008 窓際の陶芸家. All Rights Reserved.