陶芸に関する悪戦苦陶の話
ギャラリー寛(第百二十二話)


渋谷から田園都市線に乗り たまプラーザ駅で電車を降りた。改札口をとおり北口から出る。駅前は、広場になっていて半分から右にロータリーがあり真ん中にオブジェがある。左半分の広場は、フラワーポットが並べられている。お洒落な街である。

ギャラリー寛は、駅から歩いて五六分のところにある。横浜でも有名な瀟洒な住宅街にある。
オーナーは、ボクのブログ仲間である鋤先寛澄さんだ。

鋤先さんは、IT企業の総務に勤務していた。名古屋に単身赴任している時、焼物とであった。鋤先さんは、焼物だけでなく染物や革製品にも興味をもった。そして一番興味をもったのがそれを作る人達だった。

鋤先さんの単身赴任生活は、三年で終わり本社に戻った。本社に戻ったが焼物とそれを作る人が忘れられず会社を辞めてギャラリーを開業した。

ギャラリー寛は、鋤先さんの夢の詰まった空間である。
展示棚 一枚板のドア 皿で作ったドアノブ 窓 床 テーブル 椅子は、全てオーダーだ。一つひとつに鋤先さんのこだわりが見られる。

展示された作品は、鋤先さんが直接窯業地に行き、買い求めたものだ。気に入った作品があると作家の話を聞き買い付ける。作品が良くても作家の考えや姿勢に共感がもてない場合、ここの棚に並ぶ事はない。

鋤先さんは、器を通して作家とユーザーの橋渡しがギャラリーの仕事だと考えている。自分が自信をもって勧められる器でなくては、お客さんの満足を得られないと信じている。

店内には、常滑焼 備前焼 瀬戸焼 美濃焼 信楽焼 伊賀焼 渋草焼(飛騨高山)の器が並んでいる。全て鋤先さんが出会った作家の作品である。その他に鹿児島の女流作家の作品もある。

陶器のほかに皮製品 染物のコーナーがある。革製品も染物も鋤先さんが出会った作家の作品だ。

ギャラリーの中央にある椅子に座って鋤先さんの話を聞いた。人懐っこい笑顔に品の良い髭がカッコイイ。数ヶ月前までサラリーマンをしていたと思えないほど板についている。鋤先さんは、目を輝かせて作品と作家について語る。

ギャラリー寛のキャッチコピー 「美・粋・遊・楽ー暮らしの中で、美を粋に遊び楽しむー」作り手の温もりが伝わってくる空間である。棚に並んでいる作品は、一つひとつが手元に置いて眺めたくなる。 

ボクも将来 鋤先さんに見初められる作家になり、ここの棚に作品を並べてもらえるよう精進したいと思う。


ギャラリー寛入口


棚


ギャラリー寛 ホームページ http://www.geocities.jp/hiro_bnet/









2008⁄04⁄09(Wed) 06:40   未分類 | Comment(5) | Trackback(0) | ↑Top


Comment


お久しぶりです。

夢へ向かって、着々とっていう感じですね。
期待してます。

さて、文中に出て来る、鹿児島の女流作家と
いうのに、少々、ひっかかりました。

もしかしたら、私の友人かも知れません。
祁答院(けどういん)で祁答院窯詩季工房
という名前で活躍されてる方ではありませんか?

もし、そうなら、それはそれで、また面白い
つながりだなぁ、、と思っているとこです。

では、では。
2008/04/10 01:46URL | 吉丸[ 編集]


ご無沙汰しております。

鹿児島の女流作家は、別の方のようです。

ここに登場する作家は、陶工房久美の窯元です。薩摩川内市にあります。

ゆっくり鹿児島の窯元を訪ねる旅をしたいものです。種子島の能野(よきの)焼にも行きたいし・・・

きりがないですね。

                 安東
2008/04/10 21:52URL | 吉丸 様[ 編集]


おや、そうでしたか。
それは、残念。

しかし、川内と祁答院は、近いですし、
同じ女流陶芸家ということで、お互いは
お付き合いがあるかも知れませんね。

類は類を呼ぶ、とは、こういう事も
意味しているのでしょうか。

ではでは。
2008/04/11 01:03URL | 吉丸[ 編集]


先日はありがとうございました。
こんなに取り上げて頂くと照れますね。
私のブログでも紹介して宜しいでしょうか?
いつもお世話になりっぱなして申し訳ない。。。
これからも宜しくお願い致します。
2008/04/25 18:35URL | ギャラリー寛[ 編集]


ありがとうございます。

是非 紹介をお願い致します。

            安東
2008/04/25 21:37URL | ギャラリー寛 様[ 編集]

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プロフィール

Author:どうしょう花
サラリーマン生活が残り一年になりました。
宮崎での単身赴任時代に始めた陶芸が十年になります。
昨年 年末に窯を持ちプロとしての環境が整いました。
サラリーマン生活を悔いのないように全力でラストランしたいと思います。
週末は、陶工への道にむかい励みます。
還暦前の老人が悪戦苦闘している日々を「どうしょう花」がエッセイにして毎週水曜日に掲載致します



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