2017/03/06

TITLE:「 風格のある看板 

 春の陽気に誘われて、白木蓮が清楚な花を咲かせ始めた。ボクは2枚目の看板を担いでテント屋のタ-さんの家に行った。屋敷の塀には、政治家さんの看板から家業の看板まで多く掛かっていた。タ-さんは「ここが一番目立つ」と言って自分の家業の看板の横に取り付けてくれた。塀はセメントでできていたがセメント用のドライバーで簡単に穴をあけ、ビスで留めた。

タ-さんは、テント屋さんだが車のシートの張り替えからお店の廂(ひさし)まで何でも頼まれれば修理してしまう。そのため、何にでも対応できる道具が揃っている。タ-さんは、獅子舞、神輿会、みなみ会(盆踊りの会)の役員、地域の人たちの中心人物である。ボクも、タ-さんに見習って地域のためになろうと日々奮闘しているのだが、なかなかタ-さんのようにはいかない。

塀に収まった看板は、ボクとしては上手にできた。タ-さんからも「いいね、これで生徒が集まるよ」と褒めてもらった。

看板屋の始まりは、筆一本で板に文字を書く文字書きから始まっている。腕の良い熟練の看板職人は下書きなしで風格や味のある文字を書いた。現在は機械で印刷され、看板職人は少なくなった。

稲城陶芸教室の看板は、職人ではないが手書きの看板である。下書きありだが味のある出来上がりだ。看板に風格がないが「まあ、いいか」。書いた本人に風格がないのだから仕方がないというものだ。

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