2017/04/21

TITLE:「 会議の形態 

 着飾った女優のような桜が舞って庶民的なハナミズキが咲き始めた。工房前の梅林はタンポポの花が絨毯を敷き詰めた。春になって工房の閑古鳥たちも山の向こうに飛び去って賑やかになった。

 ボクは4年前から稲城市芸術文化団体連合会(芸文連)の理事を務めている。芸文連の主な任務は文化祭を主催する組織である。芸文連は別の任務をもった委員会からも要請がある。今年、社会教育委員会から要請があり第一回定例会議に出席した。

 社会教育委員の職務は、社会教育に関し教育長を経て教育委員に助言することを任務としている。主な任務は1」社会教育に関する諸計画を立案する。2」定時又は臨時に会議を開き、教育委員会の諮問に応じ、これに対して意見を述べる。3」職務を行うために必要な研究調査を行う。とある。

 子供の頃、勉強が不得手だったボクは、職務を見て震え上がった。宿題をやらず廊下に立たされたことは数えきれず、先生からの拳骨の痛さは今でも忘れられないほどだ。そんなボクに務まるのだろうか。

 会議は9名の委員で構成されていた。議長、副議長が選出され会議が始まった。みんな偉そうな顔をしている。これはいかん、ここにいると廊下に立たされるぞ!と昔の記憶が蘇った。

 山ほどの書類を手渡された。会議形式は書類での会議である。芸文連の会議も同じなのだがプロジェクターを使わない会議である。別の会議でも2年間でフラットファイルが3冊になった。芸文連の書類は4年間で8冊ある。ボクの勤めていた会社では40年前からOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を使った会議だった。OHPからパソコンに代わって会議が進められた。会議の進行が早く、なにより書類が少なくなった。写真などビジュアルで示せるので情報の理解が簡単になる。

 会議の最後にこのことを提案しようと思ったが子供の頃、怖かった先生の顔が脳裏をかすめて、ボクは下を向いた。

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